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zoom RSS 〜無限遠調整の道〜 Ai-S NIKKOR 50mm F1.8S のヘリコイドを分解する。

<<   作成日時 : 2016/01/17 16:07   >>

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さて、以前「大判焼きをカビから救え!」と言う事で、Nikonのパンケーキレンズとか大判焼きレンズこと、「 Ai-S NIKKOR 50mm F1.8S」 の光学系を分解した件を2回に分割して、掲載しました。

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 前回はレンズについたカビ取りと言う事で、光学系の分解についてお話させていただきましたが、ヘリコイドグリスの交換については、まだどのグリスを使うか決まっていないと言う事で、保留にしていました。

 さて、前回の分解で少し気になる事がありまして、「無限遠が合った」と書き込みしてしまったのですが、後日色々な条件で試してみたところ、若干前ピン気味である事がわかりました。
 つまりレンズの∞の位置の少し手前で無限遠になってしまうのです。

 前回組んだ状態で、かなり元に近い位置だったのですが、さらに若干の微調整が必要になりました。

 さて、その若干の微調整に関して、
@内ヘリコイドと中ヘリコイドの組み込みの際のズレ
Aフォーカスリング(ピントリング)のストッパーの役割をしている被写界深度指標のシルバーのリングが付いている、外ヘリコイドのズレ
B中ヘリコイドとフォーカスリングの位置のズレ

 が考えられました。
 しかし、当初分解するなかで、Bについて、他のAiレンズだとレンズの前玉の飾り枠を外したあと、フォーカスリングと内ヘリコイドの部分が3本のネジと止められているのが見えるので、そのネジを緩め、フォーカスリングの位置を調整して無限遠の位置を微調整できました。

 しかし、Ai-S NIKKOR 50mm F1.8Sのレンズは普通に分解していると、中ヘリコイドとフォーカスリングが一体化しているように見え、微調整が出来ないように見えます。

 おかげで@とAを何度も繰り返す事になりました。
 
 @は、中ヘリコイドの線条に、前玉が組み込まれた内ヘリコイドを差し込むとき、正規の位置の他でも数か所で刺さります。
 しかし、最短距離から無限遠まで調整した時、内ヘリコイドが適切な位置で入るのは、一か所しかありませんでした。
 他の位置では、最短距離にした際、内ヘリコイドを支える直進キーの長さを超え、内ヘリコイドが直進せず回転してしまったり、若しくは無限遠の位置にしようとすると、後玉側の外ヘリコイドとぶつかって無限遠にならなかったり、無事に組み込めても、フォーカスリングを無限遠の位置にすると後ピンとなり、無限遠にならない状態になったりするので、最初に見つけた若干前ピンになる位置で間違いないようです。

 Aについては、これは正規の場所1か所でしか組み込めなかったので、こちらも問題なし。

 よって、Bしか調整方法は無いようです。

 WEBで検索するも、答えは掲載されていません。しかしあるページには分解方法は解説されていませんが、フォーカスリングと内ヘリコイドが分解された写真が載っています。
 やはり分解可能な構造になっているようです。

 さて、どうやって分解したらいいのか、困ったもんだなと頭を抱えていましたが、ここはズームレンズ分解の鉄則
 「ゴムのリングの裏にはネジがある」
をやって見ない手はありません。

 フォーカスリングのゴムリングは意外ときつくなく、手でめくったところ剥がれてくれました。
 但しボンドの跡がいっぱいありましたので、個体によっては剥がれづらいかもしれません。

 
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(ゴムリングを外したところ、銀色がイモネジの頭)

 リングを外すと、小さなマイナスのイモネジが三箇所に見えました。ビンゴです。
 どうやらこれを緩めれば、無限遠の微調整が出来そうです。

 
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 ↑ネジを緩める前に、中ヘリコイド側にフォーカスリングの現在の無限遠の位置と、前ピン気味になった正規の無限遠の位置が分かるようマーキングします。

 
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 ↑さて、ネジを緩めると見事中ヘリコイドとフォーカスリングは分離。
 まぁ分離までしなくて、位置を少し無限遠から手前にズラすだけで済むのですが、せっかくなので拭き拭きお掃除。

 さて、組み込むとき、先ほどのマーキングにならって正規の無限遠の位置に調整して、イモネジを締め込みます。

 前回の分解の記事のなかで、現在の無限遠の位置で罫書きした後、内ヘリコイドの終端位置でまた罫書きすることを記載しましたがヘリコイドに罫書線をいれる事を解説しましたが、ここでそれが生きてきます。

 
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 中ヘリコイドを終端位置まで下げた際、フォーカスリングの無限遠の位置が終端位置の2本線の罫書きの位置と合わさっているかをチェックです。
 前回、この位置が若干奥だったので、あれ?と思ったのですが、今回はきちんと合わさりました。

 さて、全部組立終わり、またいつもの前・後ピン検知 フォーカスエイド付我が家のピント検出マシン、ニコンF90と、今回はF100でもチェックをかけた所、今度はバッチリです。

 ここまでたどり着くのに、3週間かかってしまいましたが、納得の行く結果が出せて良かったです。


※今回記載の分解方法及び内容について、当方では何ら責任を持つものではありません。
 分解作業を行う際は自己責任にてよろしくお願いいたします。
 

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内 容 ニックネーム/日時
通りすがりで申し訳ありません。3週間悩んでの組み込み、お疲れ様でした。
私もヘリコイドOH後に組み込んだのですが、微妙に無限遠マークの手前で無限遠。
無限にすると通り越してズレるという窮地なので微調整情報、助かります。
ヘリコイド位置も正しい(つもり)のに何でかなぁ(微妙にズレている)と思っていた矢先、この記事にたどり着きました。

ありがとうございました。
しっぽな
2016/10/19 05:27

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